元ビレッジシンガーズの小松久のライヴをはじめてみた。自身が宅録したリズムやコーラス(オケ)をバックにギターを弾きうたうというスタイル。所々、オケとのバランスが悪かったり、リズムがズレてしまったりしていたことよりも、長年、音楽と向き合い、ギターを弾きつづけてきた人の姿を見ることは、とても穏やかで、幸せな気分にさせてくれる。ましてやそれがビレッジシンガーズの小松久であればなおさらである。こんなカタチで「生」小松久を見れるとは考えてもいなかった。
そもそもこの日のゲスト伊藤銀次からのお誘いがあったので、小松久のライヴを知ったのだ。伊藤銀次もライヴ中に話していたが、最初は「テレビで見ていた小松久だ!」と思ったそうである。それよりもさらに10歳若いわたしなどは最初、小松久の右手しか見ることしかできなかったほどだ。
1st.set
01. Proud Mary
02. Slaughter on 10th Avenue
03. All of Me
04. Blue Suede Shoes
05. Honky Tonkin'
06. Young World w/ 伊藤銀次
07. Hello Mary Lou w/ 伊藤銀次
08. Poor Side of Town w/ 伊藤銀次
09. Secret Agent Man w/ 伊藤銀次
10. the Ballad for Telecaster
11. Route 66
2nd.set
01. I Got a Woman
02. Wichita Lineman
03. ハワイアン・ロックンロール
04. Pipeline
05. Georgia on my Mind
06. Honky Tonk Man w/ 伊藤銀次
07. Take it Easy w/ 伊藤銀次
08. All I Have to Do Is Dream w/ 伊藤銀次
09. Lucille w/ 伊藤銀次
10. Walk Don't Run '14
11. Honky Tonk Women
小松久と伊藤銀次は互いにJames Burtonのファンであったことから親交が深まったと話していた。James Burton に小松久が会いに行ったときの話しがとてもよかった。彼が初来日したのは1971年で、John Denverのギタリストとしてだったそうだ。
小松久は東京中のホテルに電話をかけて宿泊先をつきとめた。「10軒目ぐらいでわかった」と笑っていた。彼の笑顔はまるで10代のよう。
James Burtonが宿泊していたホテルは彼の部屋に小松久からの電話をつないだ。さらに想像していた声よりもはるかに高い声で「ハロー」とJames Burton が電話に出たのでさらに驚いたらしい。そして小松久はJames Burton に会いに行った。そのときのサインが写真のもの。ギターケースの裏側。JとBの下のところにある黒いシミはギターのネックがずっと当たっていたためについたものだ。40年以上もの軌跡。
このライヴのお誘いを受けたのはBob Dylan 来日公演最終日の直前。わたしが彼のファンになったのは1970年だった。わたしも40年以上も彼を追いかけている(宿泊先のホテルまでは調べなかったけど)。でも、小松久のような笑顔でBob Dylan のステージを観ていただろうか。
小松久のフェンダー テレキャスター奏法入門 [DVD]
カッコ良い!FENDERテレキャスター奏法VOL.2 [DVD] |
0 件のコメント:
コメントを投稿