2014-05-30

Cheekwa - 春色の夏 / movie


Cheekuwa(チークワ)は天宮良と小林美江によるフォーク・デュオ……といってもふたりは俳優。音楽は副業、というわけでもない。これは1970年代の幻のフォーク・デュオが再結成した……という設定で行なわれる、ちょっとした音楽劇? なのだ。
細かなディテールは……

※解散した25年前、りょう(25)みえ(18)デビュー時は、さらに一才若い。
 ※みえは、デビュー時は17歳だったことになる。
 中学時代から「茨城に天才フォークシンガーがいる」と噂されていて、
 女性ヴォーカルを探していたりょうが、わざわざ茨城のみえの実家に出向いた。

1987年4月Cheekwa結成
それまで5人組アマチュアバンドとして活動していた〝白い花〟を3月に解散。ヴァーカルのりょう君とみえちゃんがデュオとして、新たに活動を開始。(※他の3人は〝ドリカメ〟として、現在も名古屋を拠点に活動中)
先が見えるようにとの意味を込めて、デュオ名を〝Cheekwa〟にした。
(ダブル・ミーニングで「頬(=チーク)の輪」だという説もあるが、おそらくは後付けである。大体「頬の輪」って何だ?)
5月 デビューシングル-「どっちかって言うと、、、」発売(ややヒット)。
8月 初めてのアルバム-Cheekwaファースト』。
同時に、シングルカット-「いつも中目黒だったよね」をリリース。(意外にも、フォークファンの間で話題になり、そこそこ広まった。いまだに、濃いファンの中には、オリジナル歌詞の替え歌でうたっているヤツも居るという)
11月 3枚目のシングル曲-「フォークソングなんて」を発売。
(完成度に反して、純粋なフォークファンから総スカンをくらう) 
19882-フォーク集会の場で、「ちくわは、そのままより、穴にチーズやきゅうりを詰めた方が美味しいことがわかった」と、解散を匂わせる意味深な発言をするも、その真意は観客に届かなかった。
19883月、ひっそりと解散。

「1970年代フォーク」といいながらも、設定されたプロフィールは80年代。そのチグハグさは天宮、小林の年齢を考えてのことらしい。まぁ、そんな細かなことはいいとしよう。基本は和製フォーク・ソングのオマージュであり、パロディなのだから。

Hoy-Hoy Records

25年ぶりに復活したCheekwaから半年。2013年12月、ホームグラウンドの下北沢で録音されたライヴ盤。五つの赤い風船、ムーンライダーズ、加川良らのカヴァーが光るが、オリジナル「下北沢」はせつないラブソング。

01.恋は風に乗って 02.フォークソングなんて 03.『戦争を知らない子供たち』を知らない子供たち 04.いつも中目黒だったよね 05.クリスマスなんて 06.手のひらを太陽に/アンバンマンのマーチ 07.ニットキャップマン 08.輝きたいの 09.下北沢 10.祈り 11.おやすみ、おやすみ、夢で会おう 12.どっちかっていうと






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