2014-07-24

one of these days in july vol.10

1点モノのTシャツが売れてしまった。販売しているのに「しまった」という後悔の念に駆られるのはなぜだろうか? 本当は売りたくなかったのか? しかし背に腹はかえられない。否、プロフェッショナルとして、販売できるモノは売り払うというのがその道。コレクターは売り払ってナンボの世界。本物のコレクターは蒐集家ではなく、販売業者なのだ。
でも、McCabe's Guitar ShopのコットンのTシャツはこれでももう最後。二度と手に入らないだろうな。

McCabe's Guitar Shopはサンタモニカ近く、ピコ・ブールバードにある老舗楽器店。1970年代初頭はJackson BrowneやBonnie Raitt、Joni Mitchellらがよく来店していたという。店内に飾られている彼らのポートレイトがその時代のことを物語っている。今日のMcCabeにはヴィンテージの楽器はほとんどない。ただの町の楽器屋さんで、リペア屋さん。近所の人たちを集めて、ギターやウクレレ、ヴァイオリンのレッスンもしている。
お店の奥に100人ほどが収容できるスペースがあって、通常そこは楽器のリペア、あるいはレッスン・スペースになっているが、週末はライヴ・スペースと化す。わたしは今までそこでT-Bone Burnett、John Stewart、Tom Rush、David LindleyやBob Neuwirth らのライヴを観た。ね、とてもいいラインナップでしょ? ヴィンテージ・ギターは少なくなくても、センスのいい西海岸音楽がこのお店には残っている。おっと、お店の扉を開けるとNeil Young / Old Ways のプロモーション・ポスターが正面にあるところもイカしている。

ところで、BonnieやJacksonらのツアー用の楽器を用意しているのはWestwood Guitars。このお店のFred Waleckiも彼らと70年代初頭からの友人だ。一度、FredとMcCabeの店内で会ったことがある。ギター屋さん同士も友だちなのだろう。



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