2016-08-26

AZUMI live at さんくすホール

AZUMI (アズミ) / AZUMI LIVE! 2015.09.19- さんくすホール Good Live Series

disc one
01. インストNo.5 
02. マジックアニマルジャパニーズ
03. 虹
04. ベイビーバイビー
05. 6月25日
06. 播州平野に黄砂が降る
07. まぼろし
08. おかんのくれるクレイジーラブ
09. AZUMIと大谷氏の北国の少女
(ボーナス・トラック/ 神戸・jamesBlues Land)

disc two
01. トワイライトタイム 
02. 天王寺
03. 僕は帰ろう
04. SUE
05. 御堂筋
06. MC
07. AZUMI 長編歌謡音頭 〜石田長生・あべのぼるレクイエム〜
08. ホワイトソング
09. 星ひとり

2016-08-06

パンチ・ブラザーズ live at BlueNote 東京

ジェイソンって来日してるの? と友人から電話があった。
わたしたちの友だちのジェイソンは元フィッシュのパブリッシャー。彼にはホント、お世話になった。毎日は「窮屈なのはあたりまえ」ということ思い出させてくれたフィッシュ。ロックンロールに夢中だったころのようにワクワクさせてくれた彼らのライヴを観るためのサポートをしてくれていたのがジェイソンだった。
彼は今、今月はじめに来日していたパンチ・ブラザーズのマネジャー。でも今回はその公演に同行していなかった。そんなことはパンチ・ブラザーズのショウには関係ないけどね。わたしはクリス・シーリーも以前のバンド、ニッケル・クリーク時代にときどきは窮屈な思いをしていたんだろうなぁ、もしかすると今も同じ? と考えながら息の詰まるようなブルーノート東京で35歳になった彼を観ていた。
3日間で6回の短いショウ。マイク1本のオールド・ブルーグラス・スタイルなのにステージに奥行きがない。会場後方にいる音楽業界の人たちはセットリストやオーダーが毎回異なることで興奮している(スイマセン。途中まではセットリストをメモしていたのですが……くじけました)。
まぁ、窮屈なのはあたりまえ、か。
ちなみにブルーノート東京近くにあるビリケンギャラリーで開催されている「はちみつぱいトリビュート展 / 私のセンチメンタル通り」は8月末まで延期されたそうです。
(パンチ・ブラザーズには音楽業界の先生たちがたくさん来られていましたが、ビリケンギャラリーには立寄られたのかなぁ?)

2016-07-26

キーファー・サザーランド - music


来月発売される俳優キーファー・サザーランドの新作アルバム。
全曲ソングライティングにかかわる意欲作。相変わらずいい声しているなぁ。
歌詞が簡単過ぎるのはヒット狙いか!?


01. Can't Stay Away
02. Truth Your Eyes
03. I'll Do Anything
04. Not Enough Whiskey
05. Going Home
06. Calling Out Your Name
07. My Best Friend
08. Shirley Jean
09. All She Wrote
10. Down in a Hole
11. Gonna Die


2016-07-25

ボブ・ディラン − ハート・オブ・マイン


Bob Dylan : vocal and guitar
Fred Tackett : guitar
Steve Ripley : guitar
Willie Smith : keyboards
Tim Drummond : bass
Jim Keltner : drums
Clydie King, Carolyn Dennis, Regina Havis, Madelyn Quebec : background vocals

2016-07-15

パンチ・ブラザーズ − クリス・シーリ

パンチ・ブラザーズが8月に初来日するので、こんな動画を撮影しておきました。
会場はブルーノートトーキョーで公演日程は8月3〜5日。


2016-07-14

the deep niche - the garbage and the flowers

内田勘太郎 横浜ミーティング vol.29

「内田勘太郎 横浜ミーティング vol.29 live at Thumbs Up

とはいうものの、内容はほぼ「有・勘」。70年代に頻繁に活動をともにしてきたデュオ。3年ほど前にも名古屋・得三で2、3曲をふたりで演奏したが、今回ほど長く(ふたりで)演奏したのは35、6年ぶりだと思う。しかし有山じゅんじの声の調子が万全ではなかったため「けだるい二人」、「ヘビースモーカー」はメニューには加えられなかった。
有山じゅんじのソロ・コーナーでの「ゴーイング・マイ・ウェイ」はよかったなぁ。内田勘太郎も参加した1993年のアルバム『レア・ソングス』に収録されている曲だが、そのことを彼は思い出したのだろうか? サウンドチェックのとき彼は「若かったときのこと、いろいろ思い出すなぁ」といっていた。この曲はレコーディングに入る数日前(ほとんど前日だったと思う)に完成して、スタジオで彼が練習しているのをずっと聞いていた記憶がある。「(レコーディング)ギリギリでいい曲ができるなぁ」といったら、「そやろ」と有山じゅんじが笑っていた。
さて、来月28日はこのデュオと平行して活動していた金森幸介との「有・幸」が大阪である。

1st.set
有・勘
01. インスト
02. 第三の男
03. 町のホコリ
04. Wild About My Lovin'
05. ダイナ
06. みんなの願いはただひとつ
07. Georgia on my Mind

2nd.set
勘太郎 solo
01. unknown
02. Stardust
有山 solo
03. ゴーイング・マイ・ウェイ
04. Bye Bye Baby Blues
有・勘
05. If You're a Viper
06. Gee Baby
07. How About Me>
08. ひたすらハイウェイ
09. Summer Time Blues
encore
10. 月光価千金
11. おやすみsweetheart
勘太郎 solo
12. unknown

2016-07-07

ペドリート・マルティネス・グループ / ハバナ・ドリームス

ペドリート・マルティネス・グループ / ハバナ・ドリームス

01. Mi Temprestad
02. Compa Galletano
03. Dios Mio
04. Rescuerdos
05. Encantamiento Yoruba
06. Tribute A Santiago De Cuba
07. Antadilla
08. Tuve Una Revelacion
09. Habana Dreams

独特な色彩と生活をもつ躍動的なキューバの首都ハバナとニューヨークにて録音したPMGのセカンドアルバム。心に響くボーカル、キューバ生まれの自身のルーツに根ざした卓越したパフォーマンス力、スター性を兼ね備えたその才能とカリスマ性は、パーカッションの神童としてジャズ界を駆け抜けた奏者がサブー・マルティネスを彷彿するラテン・ジャズ界の新たな扉を開いた新スター。

ジャンルの枠を超越しパキート・デリヴェラ、スティング、ウィントン・マルサリス、ジョン・スコフィールドと共演してきたペドリート・マルテイネス。自身のグループで圧巻のパフォーマンスを繰り広げる待望のセカンドアルバム。


2016-07-01

クソジジィ / one of these days

先日、曙橋バック・イン・タウンで会った(日本の)音楽業界のクソジジィとの会話。以下「」部分はその人物の発言です。
「あのアルバムにリトル・フィートを起用したのは、わたしなんですよ」
へぇ〜スゴいですねぇ……っていうかカッチョいい!!
「わたしはローウェル・ジョージの追悼コンサートへも行きましたよ」
ホントですか!! スゴすぎる。もうそれだけでワクワクします。
「ローウェル・ジョージの家へも何度も行きましたよ」
「別れた妻がビル・ペインと今も友だちなんです」
まぁ、そんなことはどうでもいいですけどね。わたしはプレイにしか興味がないんで。
「ところでキタムラくん、ネオン・パークがアルバムの絵を描いたのって『セイリン・シューズ』だったよね?」
だって!!
この程度なんですよ。団塊のクソジジィって。
久しぶりに殺意を覚えてしまった。
わたしが手を下すまでもなく勝手に死ぬでしょうけど。
1日も早くその日が来るのを待ってます。

2016-06-28

“はじめて”のホイホイレコード Tシャツ

ホイホイレコードにとって、はじめてのTシャツです。
デザイン・コンセプトは「いたい気な少女が(ホイホイ)レコード産業を掃き清める」

2016-06-24

アメリカン・アコースティック live at ケネディ・センター

アメリカン・アコースティック live at ケネディ・センター、ワシントンDC

パンチ・ブラザーズ(クリス・シーリ)がホスト役となり、ベラ・フレック、エドガー・メイヤー、アイム・ウィズ・ハーが入れ替わり演奏するという趣向のライヴ。
わたしはベラ・フレックとクリス以外ははじめて観るプレイヤーばかりだった。とくにクリスとエドガー・メイヤーのデュオ・アルバムBass & Mandolin はわたしの大好きな作品である。もしかするとこのデュオのパフォーマンスを観ることができるかもしれないという期待を込めて観戦することにした。

1st.set
Punch Brothers : Julep / Magnet / Hops / Rye
I'm with Her : See You Around / Bright New Day / Crossing Muddy Waters
Bela Fleck and Edgar Meyer : Bach #6 / Bubbles / Canon / Pile-Up

2nd.set
Punch - Bela : See Rock City
I'm with Her - Edgar : I Think o f You
Punch - Edgar - Aoife : Here and Heaven
Bela - Gabe : Hard Times
Sarah - Punch : Tourist
Punch : Familiarity
Bela - Edgar : EM
I'm with Her : Be My Husband
Bela - Edgar - Punch : Blue Men of the Sahara
everyone : Long Hot Summer Day

encore
everyone : Fiddle Tune Medley / Father Adieu

なんといってもエドガー・メイヤー。
わたしが一番観たかったのはコントラバス・プレイヤーの彼だった。(あまりこういういい方は好きではないが)このイベントで彼だけがコンテンポラリーのプレイヤーである。残念ながらクリス・シーリとエドガー・メイヤーのデュオのシーンはなかったが、ベラ・フレックとのデュオは最高のパフォーマンスだった。もうこれだけでワシントンDCまで来た甲斐があるというシロモノ。はっきりいってベラ・フレックほどのミュージシャンでなければエドガー・メイヤーの相手はできないだろうし、その逆も。いくらクリス・シーリが「天才」であったとしてもまだ35歳。これからエドガー・メイヤーほどの攻撃力はないし、彼ほどやさしいタッチで演奏はできない。
これまでにベラ・フレックの相手役としてフレックトーン時代のヴィクター・ウッテンやオーテイル・バーブリッジなどどちらかというとプリミティブ系のベーシストを観てきたが、理知的なエドガー・メイヤーのほうがベラ・フレックのプレイに合っているような気がする。おそらくはベラ・フレック自身もそのことを理解していてプリミティブ系のベーシストたちと多くプレイしてきたのだろうけど。

このイベントの趣旨はアイム・ウィズ・ハーのようなこれからのグループとあるていどキャリアを持つパンチ・ブラザーズ(といってもまだ半世紀以上は演奏できるけど)、そのお目付役としてのベラ・フレックとエドガー・メイヤーがいた。この3世代?が混同することでアメリカーナ・ミュージック〜コンテンポラリー・ミュージックへと向かわせ、不滅のものへとさせるためだろう。
わたしの3席隣にノンサッチ・レコードの社長デイヴィッド・ビトナーがいた。
彼の仕業か?
ならばどこかにT−ボーン・バーネットがいてもおかしくなかったのだが。

meet again

「DCに住んでいるのか?」と後ろから声をかけられた。
最初はわたしに話しかけているとは気づかなかったけど。
振り返るとデイヴィッド・ビトナーがいた。ノンサッチ・レコード社長……というよりは、ブエナ・ビスタ・ソシアル・クラブをアメリカへ持ち込んだ男。
24日、ケネディ・センターで開かれた「アメリカン・アコースティック」というコンサートの会場で、わたしの3席隣に座っていた。
まぁ、彼がこのコンサートの実質的プロデューサーでもあるのだろう。会場にいても不思議ではない。
ディヴィッドと最後に会ったのは90年代の終わりごろ。ニュージャージーのパフォーマンス・アーツ・センターで開かれたルーベン・ゴンザレスのコンサートだ。終演後にライ・クーダーがバックステージへ連れて行ってくれて、おかげでマンハッタンまでの終電を逃してしまった。そのときにデイヴィッドが一緒にタクシーで送ってくれたのだ。
とても懐かしい!
もうルーベン・ゴンザレスも、カチャイート・ロベスも、イブライムも、コンパイ・セグンドのお爺ちゃんもブエナ・ビスタ・ソシアル・クラブのメンバーはほとんど亡くなってしまったのに、彼らがいたから知り合えたデイヴィッドとまた再会できるなんて。

コンサートがはじまる直前に電話が鳴った。
「1st が終わったら会いに行くから、座席番号を教えろ」とジェイソン・コールトンがいった。
彼とは2010年7月ぶりだった。
ジェイソンはフィッシュのパブリッシャーだった。彼がヴァーモントで会ったわたしの友人に「ホントのフィッシュのコンサートはもっとスゴいから、大きな会場でのショウをまた観に来てくれ」と声をかけたのがはじまりで、友人はそのショウにわたしを誘った。そのときにジェイソンと知り合ったのだから、もう20年以上もの付き合いだ。彼がいたからわたしはフィッシュを追いかけることができた。
ジェイソンはフィッシュ解散後(2004年)、トレインなどのパブリッシャーを務めていたようだが今はパンチ・ブラザーズのマネジャー。

久しぶりに訪れたワシントンDCでのコンサート。そこで、こんなに懐かしい人たちと再会するとは! とても幸せな気分になれた夜だった。

2016-06-22

有山じゅんじ・三宅伸治 live at 吉祥寺 MANDALA2

有山じゅんじにはやっぱりマーティンがよく似合う。
それも0017が。

今年3月に正式に復活した有山じゅんじ。
約8ヶ月間の癌治療期間を経て、無事にライヴ活動を再開した。
当初は元の声に戻るか、否かも懸念されたが、発症した箇所が幸いし元通りへ。それでも長期間使わなかった声はキーを下げて歌うしかなく、オープンチューニングを多用したライヴで、トレードマーク?のマーティン0017は使用していなかった。
しかしこの日は7割はマーティン。本人曰く「三宅伸治がいたから」なのだけど。

「だいぶ(声が)戻ったやろ?」
うん。
「でもなぁ、まだひとりでライヴやるのん不安やなぁ」
そらそうやと思う。まぁゆっく戻していくのがいい。

この日は三宅伸治がソロで「ロックンロール・ジプシーズ」、デュオで「ファーザー・オン・ダウン・ザ・ロード」を演奏。ふたり、わたしも含めると三人のアイドル、ジェシ・エドウィン・デイヴィスのナンバーを披露。有山じゅんじのレパートリーのひとつである(彼の)「メイク・ア・ジョイフルノイズ」はイントロだけだった。
本編の最後は「アイ・キャント・ターン・ユー・ルース」のイントロにのせた有山じゅんじの「ぐるぐる」。前者はサウス・トゥ・サウス時代、後者は近年の定番のナンバーを組合わせるとこはなんとお有山じゅんじらしい……が、声に負担がかかりそうで少し心配。

「でも、『ぐるぐる』はやらんとアカン。だいじょうぶや!」

アンコールは「明日、元気になれ」。
この曲は他者へ向けて作られたモノだが、今は有山ファンが彼に向けてみんながうたっている。


2016-06-20

甲斐扶佐義 写真展

京都にある「ほんやら洞」店主、甲斐扶佐義の写真展。そのオープニング。
甲斐扶佐義のことはその写真以外はまったく知らないし、「ほんやら洞」もその店名だけしかしらなかった。この企画に新宿のカフェ・ラバンデリアが関わっていたため、そして甲斐扶佐義と中川五郎が大学時代からの付き合いだったために参加した。

甲斐扶佐義の作品は、写真家としての教育を受けたものではないだろうと予測していたが、オリジナル・プリントを観てもその印象はかわらなかった。生活のなかの記憶−そちら側の要素のほうが圧倒的に強い。なので京都内ではとてもウケたのだろう。もちろん1970年代初頭という時代も後押ししたのだろうが。激動の時代のなかで「親しみやすい」写真。その相反するモノが同居する。それが「ほんやら洞」であり、甲斐扶佐義の作品だったのだろう。



無人島レコード

無人島レコード / mujinto record
01. 回想列車
02. サヨナラDAYS
03. デレデレしちゃう

 金杉裕介 g,vo
   金杉憲明 g
 松山 徹 dr
   石田大士 b

金杉裕介 ボーカルギター 
金杉憲明 ギター 
丸山徹 ドラム 
石田大士(The Remember Me) ベース 

わずか3曲かぁ……もう少し聴きたくなる。そういうところを狙ったのかな? 
これ以上聴きたければライヴへ来い、ということか?

乾いたサウンドとポップなメロディー、少しアーシーでロックっぽい印象を持つ。クレジットにはないがメンバーほぼ全員ヴォーカルも担当する(おそらくはギターの金杉
憲明 はうたわなかったか?)。コーラスワークをもっと強調すれば心地よいメロディーと石田大士のグルーヴ感のあるベースも全面に押し出せるのかもしれない。
個人的には「サヨナラDAYS」が一番好きで、この歌のなかにある世界観こそが彼らの「うたいたいこと」のような印象を受ける。たくさんのバンドがあるなか、無人島レコードはその「うたいたいこと」を持つ数少ないバンドのひとつだろう。

2016-06-13

パイレーツ・カヌー / What Do We Have To Prove?

  パイレーツ・カヌーの新作 What Do We Have to Prove?


レディー・ガガの「ボーン・ディス・ウェイ」をカントリー風にカヴァー!?

01.FAITH IN ME
02.BORN THIS WAY
03.THE SWEETNESS

2016-06-12

ビートとベビーブームの狭間



「コレ、だれ?」
いとうたかおがそう聞いたので「たぶんソロモン・バークだと思う」と答えた。
ライヴ後、得三店内で流れていた。
「ソロモン・バーグを観たとき、めちゃくちゃ泣いてん」と金森幸介が話しはじめた。
人は圧倒的な力をみせつけられたとき、うなだれるしかなかったとき、その相手を師と認める……という内田樹の文章を思いだした。
わたしはソロモン・バークを聞きながら、なぜかマール・ハガードのことを考えた。
ソウル・シンガーとカントリー・ミュージシャン。
彼らのリスナーが重なることはかなり少ないだろう。でもそのとき、わたしはふたりの音楽が似ていると思った。たぶん、とても「男っぽい」。
ガイ・クラークも男っぽい、無口な人だった。
彼の腰骨から腿にかけての太さ、強靭さは男っぽさの欠片もないわたしの想像を超えていた。あ、そういえばビル・グラハムも。
モハメド・アリはどういう人だったんだろう。
ビートとベビー・ブーマーに挟まれた世代、ベビー・ブーマー以前はみんな「男っぽい」印象があったのかもしれない。
ふ〜ん、マンダム……か?
ウチのオバちゃんは「美術界も同じ」といっていたので、文学のほうもそんな気になってきた。
金森幸介が「ロクなおとなしかいなかった」とうたうのは、こういう世代への反発か? 憧れか? ひ弱な肉体しか持たないボブ・ディランは完全に後者だろうなぁ。
次々と他界してしまう人たちと同世代のボブ・ディランは今、どんな気持ちだろう?
わたしは、もうすぐわたしにとっての「ロクなおとな」ばかりの世界になってしまうことに不安を感じているけど。

2016-06-05

ボニー・レイットとスーザン・テデスキ



世間ではこのふたりが似ていると評判になっているらしい。
わらしはそんなふうには思わないけど。

2016-06-02

田代ともや / 奇跡はそこまでやって来る!

田代ともや / 奇跡はそこまでやって来る!

01. You'er Musician 
02. WAON(和音) 
03. 辺野古~ヘヌク~ 
04. ちぎれ雲(アコースティックver,) 
05. 迷い人~難民~
06. Mr.タンバリンマン 
07. 天国の青空
08. ハッピーバースデー
09. 体は私なり 心は公なり
10. また…逢いましょう(inst)

李知承 イー・チスン / 哀号 アイゴ

李知承 イー・チスン / 哀号 アイゴ

わずか5曲かぁ〜。もっと聞きたいな。そう思わせるイー・チスンの2作目。タイトル曲「哀号」は印象的で、彼のスタイルを決定したような感じがする。5曲中3曲がホン・ヨンウンの作品。彼への敬意が
「哀号」を書かせたのだろうか?
01 哀号
02 俺の町
03 ダンボールの町
04 親父の歌
05 移りゆく日々

2016-05-31

吉村瞳 new DVD / as the years go passin' by



DVD - as the years go passin' by

吉村瞳 ギター、ラップスティール、ボトルネック・ギター and ヴォーカル
小笠原友子 パーカッション and ヴォーカル

[track listing]
color of mother
fire in the wolfi'm dreamin' still - open airin your loveas the years go passin' byblue bird - open airi'm dreamin' stilla last piece of my heartin your love - open airblue birdlean on me

2016-05-29

2010年に他界した藤村直樹 ラスト・アルバム2作品

2010年に他界した藤村直樹関連2作品同時発売!
disc one
01. プロローグ 君こそは友 / 藤村直樹と仲間たち 
02. 挨拶 / 藤村直樹
03. 俺の住む町 / 勝木てつよし
04. 人生につまずいて / ひがしのひとし 藤村直樹
05. 黄昏~東通り / おくむらひでまろ
06. 唇離さずに / 中村よお
07. 単純な生涯 / 桝井耕一郎
08. 男らしいってわかるかい / 永井よう
09. あの日ボクらは / いとうたかお
10. うろこ雲の絵 / 長野たかし
11. コップ半分の酒 / 森川あやこ
12. 別れの歌 / 坂庭寛悟
13. 18歳 / 中島光一
14. 千羽鶴 / 野田淳子
15. Party is over / バラーズ 
disc two
01. トカトントン / 古川豪
02. 砂とシャベルの日々 / 和歌山フォーク村
03. ミスター・ボージャングル / 中川五郎
04. Old Country Church / 下野松美
05. 裸の町 / 中山ラビ
06. ここ / 小室等 こむろゆい
07. 町工場のブルース / 藤村直樹
08. 君こそは友 / 藤村直樹
09. マイ・ランブリング・ボーイ / 高石ともや
10. 悲しきディスクジョッキー / 藤村直樹 高石ともや
11. ダッチマン / 高石ともや

藤村直樹と仲間たち / 君こそは友
disc one
1. 開会のことば / 北村謙
2. Amazing Grace / 福中いづみ
3. 藤村直樹ヒストリー / 勝木てつよし
4. 献杯 / 中川五郎
5. 聞いてください / 和歌山フォーク村 
6. 想い溢れて / バラーズ
7. みかんの花咲く丘 / 北村謙 木崎豊
8. 黄昏~東通り / おくむらひでまろ
9. その際に立ち / いとうたかお
10. What a Wonderful World / 佐久間順平
11. 過ぎ去りし日々 / 桝井耕一郎
12. 老人は国会突入を目指す / 長野たかし
13. ラグパパス・メドレー 君こそは友~モービルライン~夕暮れのバイパス~おやすみ藤村君 / ラグパパス ジャグバンド
14. ホーボーの子守唄 / 古川豪
disc two
1. 藤村直樹の思い出 / 大塚まさじ、北村謙
2. 男らしいってわかるかい / ディランⅡ(大塚まさじ 永井よう)
3 . プカプカ / ディランⅡ(大塚まさじ 永井よう)
4 . ビッグ スカイ / 中川五郎
5 . ハンク ウイリアムスを聴きながら / 豊田勇造
6 . COTTON FIELDS / 下野松美
7. HE’LL HAVE TO GO 浮気はやめなよ / 下野松美 
8. 故郷へ帰りたい / 大塚孝彦
9. プレイボーイ プレイガール / 高石ともや フォークキャンパース
10. 十字架に帰ろう / 高石ともや
11. アメリア エア ハート / 高石ともや
12. お礼のことば / 藤村美幸
13. エピローグ 君こそは友 / 藤村直樹の仲間たち
14. 閉会のことば / 中川五郎

2016-05-20

オクノ修 − ホジキンソンさんの言うことには

オクノ修 の13年ぶりの新作『ホジキンソンさんの言うことには』

1. ホジキンソンさん
3. 靴みがきの空 ──Shoeshine Boy 新宿 '69
4. 私には
5. 去年の夏
6. ダブリンから
7. あふれるもの
8. われわれ
9. フラリフラフラ
10. 思い出すあの頃は
11. ハモニカにあわせて
参加ミュージシャン:船戸博史 コントラバス
めめ スティールパン
吉田省念 チェロ

2. さよならハッピネス



        

2016-05-06

男らしいってわかるかい



「コレ、だれ?」
いとうたかおがそう聞いたので「たぶんソロモン・バークだと思う」と答えた。
ライヴ後、得三店内で流れていた。
「ソロモン・バーグを観たとき、めちゃくちゃ泣いてん」と金森幸介が話しはじめた。
人は圧倒的な力をみせつけられたとき、うなだれるしかなかったとき、その相手を師と認める……という内田樹の文章を思いだした。
わたしはソロモン・バークを聞きながら、なぜかマール・ハガードのことを考えた。
ソウル・シンガーとカントリー・ミュージシャン。
彼らのリスナーが重なることはかなり少ないだろう。でもそのとき、わたしはふたりの音楽が似ていると思った。たぶん、とても「男っぽい」。
ガイ・クラークも男っぽい、無口な人だった。
彼の腰骨から腿にかけての太さ、強靭さは男っぽさの欠片もないわたしの想像を超えていた。あ、そういえばビル・グラハムも。
モハメド・アリはどういう人だったんだろう。
ビートとベビー・ブーマーに挟まれた世代、ベビー・ブーマー以前はみんな「男っぽい」印象があったのかもしれない。
ふ〜ん、マンダム……か?
ウチのオバちゃんは「美術界も同じ」といっていたので、文学のほうもそんな気になってきた。
金森幸介が「ロクなおとなしかいなかった」とうたうのは、こういう世代への反発か? 憧れか? ひ弱な肉体しか持たないボブ・ディランは完全に後者だろうなぁ。
次々と他界してしまう人たちと同世代のボブ・ディランは今、どんな気持ちだろう?
わたしは、もうすぐわたしにとっての「ロクなおとな」ばかりの世界になってしまうことに不安を感じているけど。

2016-04-16

My bubba - Big Bad Good

 


カワイさというよりも初々しさ、手探りな感じがリスナーの意識を向けさせる。アイスランドとスウェーデンの女性デュオ(以前はトリオだったようだけど)。

2016-04-07

マール・ハガード他界

カントリー・ミュージックの大御所のひとり、マール・ハガードが肺炎による合併症で他界した。享年79歳。

わたしは2005年に10回、マール・ハガードのライヴを観た。最初はシカゴのオーディトリアム・シアター(04-01-2005〜04-06-2005)で。その次はニューヨークのビーコン・シアター(04-25-2005〜04-30-2005)。ボブ・ディランのオープニング・アクトだった。

武骨で男っぽいイメージのあるマール・ハガード。社会的な異端者の内容を持つ歌と相反するようなやさしいメロディーは哀愁を感じさせる。しかしそのパフォーマンスは10公演すべてがまるで録画ででもあるかのように(セットリストも)同一のものだった。ライヴ感などというものは微塵もない。当時のジャム・バンド的で、めまぐるしくセットリスト、演奏形態が変化するボブ・ディランのコンサートとは対照的。そのためシカゴ公演の3日目にはかなり閉口し、飽きてしまっていた。4日目、それは苦痛に変わり、5日目には「今日で終わる」という安堵感さえ抱いた。ところがシカゴ公演が終了すると、なぜかマール・ハガードが聴きたくなる。その気持ちはだんだんとたかぶり恋しくなる。「よし、今度はどこまで同じか? 彼がステージに現れてセンターマイクに辿り着くまでの歩数。ヒット曲『ファイティン・サイド・オブ・ミー」の演奏時間。センターマイクからピアノに向かうタイミング。そのすべてを数え、計ってやろう」という気持ちになっていた。実際は途中であきらめたが、ポール・マッカートニーのパフォーマンスよりもはるかに画一的だったように記憶している。
ニューヨーク公演が終わるころ、それまで彼の歌が好きで聴いていた自分が過去のものであるような気がした。そしてそのときのわたしは新しいマール・ハガードのファンとしてその場にいたのだ。

Bob Dylan Cover / Sing Me Back Home

2016-04-06

安田南 / Some Feeling

 安田南 / Some Feeling

2016年1月に再発売され、すぐに完売。2月、3月と廃盤状態だった本作がやっと入手可能になった。この機会を逃せば、次はいつになることやら……国内盤最後の名作!

70年代FM東京の名番組、片岡義男とDJを務めていた「気まぐれ飛行船」での大人の会話を覚えている人も多いでしょう。ジャンル不詳ながらとにかくかっこいいお姐さん、という存在でした。そんな彼女が残したジャズ・ボーカル・アルバム。

日本の音楽史的には矢野顕子「Japanese Girl」、吉田美奈子「フラッパー」、荒井由実「ミスリム」などと並ぶ名盤として知られています。音楽とは、上手さではなく、つまるところアイデンティティーであることを再認識させられ、さらに型に収まらないスケールの大きさというか時代の空気を反映した繊細さのようなものがイメージされる真におしゃれなアルバムなのです。

解説 : 松永良平
写真 : 中平卓馬
オリジナルリリース : フラスコ(1977年作品)

1. サム・フィーリング
2. 旅は道づれ
3. NO SO BAD
4. 壁のうた
5. いってしまったあんた
6. 舟歌
7. 舟のうた
8. 不満な女
9. OH MY LIDIA
10. 朝の遊園地


Hoy-Hoy Records ニュースレター・クーポン vol.1