2016-04-16

My bubba - Big Bad Good

 


カワイさというよりも初々しさ、手探りな感じがリスナーの意識を向けさせる。アイスランドとスウェーデンの女性デュオ(以前はトリオだったようだけど)。

2016-04-07

マール・ハガード他界

カントリー・ミュージックの大御所のひとり、マール・ハガードが肺炎による合併症で他界した。享年79歳。

わたしは2005年に10回、マール・ハガードのライヴを観た。最初はシカゴのオーディトリアム・シアター(04-01-2005〜04-06-2005)で。その次はニューヨークのビーコン・シアター(04-25-2005〜04-30-2005)。ボブ・ディランのオープニング・アクトだった。

武骨で男っぽいイメージのあるマール・ハガード。社会的な異端者の内容を持つ歌と相反するようなやさしいメロディーは哀愁を感じさせる。しかしそのパフォーマンスは10公演すべてがまるで録画ででもあるかのように(セットリストも)同一のものだった。ライヴ感などというものは微塵もない。当時のジャム・バンド的で、めまぐるしくセットリスト、演奏形態が変化するボブ・ディランのコンサートとは対照的。そのためシカゴ公演の3日目にはかなり閉口し、飽きてしまっていた。4日目、それは苦痛に変わり、5日目には「今日で終わる」という安堵感さえ抱いた。ところがシカゴ公演が終了すると、なぜかマール・ハガードが聴きたくなる。その気持ちはだんだんとたかぶり恋しくなる。「よし、今度はどこまで同じか? 彼がステージに現れてセンターマイクに辿り着くまでの歩数。ヒット曲『ファイティン・サイド・オブ・ミー」の演奏時間。センターマイクからピアノに向かうタイミング。そのすべてを数え、計ってやろう」という気持ちになっていた。実際は途中であきらめたが、ポール・マッカートニーのパフォーマンスよりもはるかに画一的だったように記憶している。
ニューヨーク公演が終わるころ、それまで彼の歌が好きで聴いていた自分が過去のものであるような気がした。そしてそのときのわたしは新しいマール・ハガードのファンとしてその場にいたのだ。

Bob Dylan Cover / Sing Me Back Home

2016-04-06

安田南 / Some Feeling

 安田南 / Some Feeling

2016年1月に再発売され、すぐに完売。2月、3月と廃盤状態だった本作がやっと入手可能になった。この機会を逃せば、次はいつになることやら……国内盤最後の名作!

70年代FM東京の名番組、片岡義男とDJを務めていた「気まぐれ飛行船」での大人の会話を覚えている人も多いでしょう。ジャンル不詳ながらとにかくかっこいいお姐さん、という存在でした。そんな彼女が残したジャズ・ボーカル・アルバム。

日本の音楽史的には矢野顕子「Japanese Girl」、吉田美奈子「フラッパー」、荒井由実「ミスリム」などと並ぶ名盤として知られています。音楽とは、上手さではなく、つまるところアイデンティティーであることを再認識させられ、さらに型に収まらないスケールの大きさというか時代の空気を反映した繊細さのようなものがイメージされる真におしゃれなアルバムなのです。

解説 : 松永良平
写真 : 中平卓馬
オリジナルリリース : フラスコ(1977年作品)

1. サム・フィーリング
2. 旅は道づれ
3. NO SO BAD
4. 壁のうた
5. いってしまったあんた
6. 舟歌
7. 舟のうた
8. 不満な女
9. OH MY LIDIA
10. 朝の遊園地


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2016-04-02

金森幸介 × いとうたかお「あの日、ボクらは summer tour 2016」


  
  5月6日 (金) 名古屋・得三
  愛知県名古屋市千種区今池1-6-8 ブルースタービル2F
  18:30 open 19:30 start 
      charge adv.3000yen door 3500yen / ドリンク代別途
  問合せ:tel 052-733-3709 / e-mail  mail@tokuzo.com
  チケットぴあ:Pコード:292-556 / 0570-02-9999
      ローソンチケット:Lコード:47259 / 0570-084-004
      
      5月7日 (土)堺・FUZZ
      大阪府堺市堺区向陵中町4-4-32 チポリビル1F
  18:30 open 19:30 start 
      charge adv.3000yen door 3500yen / ドリンク代別途
  問合せ:tel 072-256-7666

      5月8日 (日)京都・ディランセカンド
      京都府京都市中京区樵木町192 樵木ビル4F
  18:00 open 19:00 start 
      charge adv.3000yen door 3500yen / ドリンク代別途
  問合せ:tel 075-223-3838

2016-04-01

アーニー・リーボヴィッツ/ウィメン−ニューポートレイツ

ゲティセンターでのメイプルソープの回顧展をあきらめ、帰りのフライトを無理やりリアレンジ。サンフランシスコで5時間のトランジットを作り、アーニー・リーボヴィッツ/ウィメン−ニューポートレイツへ。
わたしの目の前にいた黒人のおっさんが写真を撮りまくっていた。それを見ていた白人のババァがわたしに向かって「嫌ぁ〜ね」って苦笑していたけど、会場内は写真撮りまくり。後からその白人ババァも携帯電話で撮影していた。
まぁ今回はスポンサー付き(UBS)なので、写真をSNSとかに投稿してもらえれば宣伝になるからねぇ……オリジナル・プリントも古いモノばかりで、少なかったし。ほとんどがデジタル。1回目の「ウィメン」のときにあった巨大なプリントはなかった。でも女王陛下は圧倒的だったなぁ〜。
一番楽しみにしていたのはマララのポートレイト。
アーニー特有の80年代風キラキラ写真だったら戸惑うだろうなぁと思っていたけど、よかった〜!薄汚れた少し暗い、どこかの資料室のようなところで撮影されたスナップだったので。まぁ、当然といえば当然かぁ。
授乳時の写真が多かったかなぁ?
日本みたいにバギーを押したギャルママがいたのは何かワケがあったのかもしれない。
それにしても内田光子のポートレイトはとてもキレイだったなぁ。