2016-06-20

甲斐扶佐義 写真展

京都にある「ほんやら洞」店主、甲斐扶佐義の写真展。そのオープニング。
甲斐扶佐義のことはその写真以外はまったく知らないし、「ほんやら洞」もその店名だけしかしらなかった。この企画に新宿のカフェ・ラバンデリアが関わっていたため、そして甲斐扶佐義と中川五郎が大学時代からの付き合いだったために参加した。

甲斐扶佐義の作品は、写真家としての教育を受けたものではないだろうと予測していたが、オリジナル・プリントを観てもその印象はかわらなかった。生活のなかの記憶−そちら側の要素のほうが圧倒的に強い。なので京都内ではとてもウケたのだろう。もちろん1970年代初頭という時代も後押ししたのだろうが。激動の時代のなかで「親しみやすい」写真。その相反するモノが同居する。それが「ほんやら洞」であり、甲斐扶佐義の作品だったのだろう。



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